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小児科で内分泌・発達・アレルギーを診療
ちばなクリニックの小児科内分泌外来が低身長を担当している科です。多数の科がある総合病院ですが、紹介状がなくても受診できます。CT・MRI・内視鏡などの検査は母体である中頭病院で実施する体制です。小児科内分泌外来は、緊急性が低いことから、診療日が限定されています。アレルギーや夜尿症、発達を専門とする科もあり、小児に関する専門的な診察を受けられます。
内科や婦人科、形成外科など、様々な診療科がある総合病院です。小児科内分泌外来において、低身長、思春期早発症、1型糖尿病、小児甲状腺疾患などの診療を行っています。診療日時は木曜日と土曜日の午前に限定され、完全予約制となっているので注意してください。緊急を要する疾患はあまり多くない代わりに長期にわたる管理を必要とする疾患が多いという診療科の特性から、安心して通院できるよう、丁寧な診療を心掛けています。
肥満の診療も行っています。肥満に伴う合併症の評価や食事療法、運動療法、行動療法を提供。1型糖尿病は、インスリン治療を行います。初発時は1~2週間程度の入院をして、以降は外来通院で血糖コントロールを行います。強化インスリン療法やインスリンポンプ療法も導入。医師、栄養士によるカーボカウント法を用いたインスリン量調整を行っています。また、長年の経験がある夜尿症専門医による夜尿症診療も提供しています。
小児内分泌外来の他、小児アレルギーや小児予防接種、小児発達外来があります。小児アレルギー外来では、食物アレルギーや気管支喘息、アトピー性皮膚炎、乾燥肌、蕁麻疹、湿疹、アレルギー性鼻炎、アナフィラキシーの診療を行っています。小児発達外来では、発達検査や心理カウンセリングを提供。保育園や幼稚園、小中学校や行政機関とも連携の上、子どもたちの支援に取り組んでいます。子どもの症状を総合的に判断してもらえる病院です。
低身長には、家族性低身長や体質性思春期遅発症など、内分泌疾患が原因ではないものが多いため、成長ホルモン分泌不全症など内分泌疾患が原因かどうかの判断が不可欠です。ちばなクリニックの小児内分泌外来では、各種成長ホルモン分泌刺激試験を実施。成長ホルモン分泌不全症と診断された患者様に対して、成長ホルモン補充療法を行っています。
思春期早発症も低身長になる可能性が高い症状です。器質的疾患の無い特発性のものがほとんどですが、治療を希望する場合は、性腺抑制療法を提供しています。性腺抑制療法は、性ホルモンの分泌を抑制して二次性徴を遅らせることで骨年齢の進行を遅らせ、身長の伸びが止まるのを抑える治療です。診断には、LHRH負荷試験などの検査を行い、特発性思春期早発症かどうか判断します。
1型糖尿病の治療は、入院の後、外来通院での血糖コントロール治療を行います。強化インスリン療法に加えインスリンポンプ療法、カーボカウント法によるインスリン量調整も行っています。甲状腺疾患では、先天性甲状腺機能低下症、Basedow病、橋本病などの診断、治療にも対応可能です。
大城直人先生
山口大学卒業後、県立中部病院で初期研修を受け、当時開院5年目の中頭病院に外科研修医として入職しました。設立メンバーの医師などから指導を受け、外科で活躍してきた医師です。その後、中頭病院の外来部門を分離することになり、平成14年にちばなクリニックが誕生しています。地域包括支援センター業務を沖縄市より受託し、地域と医療、介護の連携強化に尽力している院長です。