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低身長や内分泌疾患に対する診療を行っている
静岡県三島市で診療を行っている「クボタ小児科」は、低院長や思春期早発症などの診療を行っているクリニックです。低身長に対応しているクリニックをお探しの方は、ぜひ参考にしてください。
クボタ小児科は、静岡県三島市で診療を展開しているクリニックです。子どもの感染症や一般的な診療をはじめ、乳幼児健診・予防接種・便秘予防などに対応しています。
クボタ小児科の専門分野は、小児の低身長や甲状腺疾患、糖尿病、思春期早発症、悪性腫瘍後のホルモン補充などと言われています。必要と考えられる患者さんには成長ホルモンの治療を行い、良好な結果が得られるよう努めています。
医学的に低身長という状態は、標準からある一定以上背が低いことを指します。低身長とは-2SD以下のことですが、身長の増加率が2年以上悪い場合も治療対象になるケースがあります。低身長で受診する場合、受付を済ませた後、問診票の記載に入ります。医師が成長曲線を確認後、必要と考えられる場合には血液検査で肝臓や腎臓、ほかのホルモンに問題がないか確認し、手のレントゲン撮影で骨年齢についてチェックします。
検査で成長ホルモンの分泌が悪い可能性があると判断された場合、成長ホルモン分泌刺激試験を2つ以上実施します。これは、成長ホルモンの分泌を刺激する薬剤を内服もしくは注射して、成長ホルモンの反応をチェックするテストです。副作用はほとんど見られませんが、吐き気や眠気が認められることがあります。所要時間は2~3時間となっており、当日は朝食を食べずに来院する必要があります。(水やお茶のみ可能)
上記2つの試験の結果、一定以上の反応が認められない場合は、成長ホルモン分泌不全と診断されます。
身長がー2SD以下の方や、2つ以上の成長ホルモン分泌刺激試験で低反応、血液検査でソマトメジンCの値が200ng/ml未満に該当する場合は、成長ホルモン分泌不全性低身長症の診断名がつくと言われています。診断が確定した場合、公費で成長ホルモン治療を受けられる流れとなっています。
蛋白同化ホルモン(プリモボラン)の内服とLHRHアナログ(リュープリン)を併用する治療があります。蛋白同化ホルモンとは、成長ホルモンの治療がまだ日本で行えなかった頃に使用されていた薬剤です。食欲を増進させて、骨の成長に必要な軟骨細胞の原料となるたんぱく質の合成を促します。
LHRHアナログは、月に1回皮下注射を行い、視床下部に作用して、脳下垂体から分泌される性線ホルモンを抑制します。
このホルモンが分泌抑制されることによって、男児では男性ホルモンであるテストステロンが産生されずに、骨年齢を促進するエストロゲンも産生されません。
上述のメカニズムによって、骨年齢を抑制しながら、身長を伸ばしていけるのです。思春期開始前に治療を始めます
上記治療はいずれも自費診療となっています。治療の詳細が知りたい方は、クボタ小児科まで直接ご確認ください。
窪田 和興医師
窪田 和興医師は、クボタ小児科で院長を務めている医師です。日本小児科学会専門医であり医学博士です。