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小児期発症内分泌疾患を中心に診療するクリニック
小児期発症内分泌疾患の治療実績が豊富な医師が、診療時間をたっぷりとり、丁寧に子どもに向き合えるよう開院したのが、さっぽろ小児内分泌クリニックです。専門知識と経験を活かして、低身長、甲状腺疾患、思春期の異常、糖尿病などの治療を提供しています。子どもの気持ちに寄り添うことはもちろん、家族のサポートも大切にしているクリニックです。
低身長、甲状腺疾患、思春期の異常、糖尿病など、小児内分泌疾患の診療を専門的に行っているクリニックです。低身長の他、高身長や思春期開始が早い・遅い、急激な体重減少・増加、肥満、多毛、多飲・多尿、夜尿などの悩みに寄り添って診察しています。検査や治療は様々な方法を提案。お子さま本人はもちろん、ご家族とも話し合って、最も良いと思われる方法を選択する治療方針です。子どもたちが自分の病気を受け入れやすくなり、毎日楽しく生活できるよう心がけています。子ども本人だけでなく、ご家族もサポートするクリニックです。
院長は、小児期発症内分泌疾患の専門としています。神奈川県立こども医療センター内分泌代謝科での研修後、約25年間にわたり札幌医科大学病院や道内の総合病院で小児期に発症した内分泌疾患の診療を行ってきた実績があります。これまでに、成長ホルモン治療や1型糖尿病診療、甲状腺疾患、思春期早発症などの治療実績があり、糖尿病療養指導士の資格を有する看護師も在籍。積極的に学会や研究会にも参加しており、最新の情報・知識をもとに治療を提供しています。
成長ホルモン分泌不全性の低身長診断は、成長ホルモンの検査が必要です。成長ホルモンは日中はほとんど分泌されないため、日中の一回の採血では成長ホルモン分泌の程度を知ることができません。そこで、早朝空腹時に成長ホルモン分泌を促す薬を投与し30分おきに2時間採血する「成長ホルモン分泌刺激試験(負荷試験)」を外来で実施。治療は成長ホルモン注射、性腺補充療法などがあります。
成長ホルモン分泌不全性低身長症、ターナー症候群、軟骨無形成症・軟骨低形成症、慢性腎不全性低身長症、プラダー・ウィリー症候群、SGA性低身長症の6疾患については、成長ホルモン療法を行います。家庭で本人もしくは家族が皮下注射を週6~7日行う治療方法です。細く短い針のため、採血や予防接種と比べて痛みは少なく、注射方法の指導も行うので心配はありません。成長ホルモン分泌不全性低身長症の診断には、「成長ホルモン分泌刺激試験(負荷試験)」を実施します。
二次性徴が早期に発現し、成長と成熟のバランスが崩れて社会生活上の問題が生じたり、成人身長が低くなる疾患です。低年齢で急激に身長が高くなりはじめるなど、年齢と症状のバランスから判断します。思春期開始時の身長と成人身長に相関があることから、成人身長を改善するには二次性徴の進行を抑える治療を行います。治療方法は、視床下部の性中枢から分泌されるGnRHというホルモンのアナログ製剤を4週間ごとに皮下注射する方法です。
母坪智行先生
25年間、小児内分泌・糖尿病診療に関わってきた実績のある医師です。診療時間にゆとりがあり、慢性疾患の子どもたちを中心に診ることができるクリニックを作りたいと考え、さっぽろ小児内分泌クリニックを開院。慢性疾患と共に生きていく子どもや家族の力になるために、日々勉強を続けています。また、背の低い子どもが自信をもって生きていけるようにサポートすることも大切な役目と考えています。