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思春期早発症や低身長の治療を行う
日本小児科学会専門医の資格を有している医師が在籍している医療機関です。大阪で、思春期早発症や低身長症の治療に注力しています。患者とそのご家族に対して、わかりやすく丁寧に説明することを心がけています。
大阪医療センターは、大阪城の南側、難波宮跡の西側の上町台地に立地している医療機関です。明治2年に現在の場所に建てられ、大阪医学校病院として診療と医師の育成が開始されました。帝国陸軍の駐屯地となった歴史を持ちますが、昭和22年に市民のために、再び国立大阪病院として病院が建てられ、平成16年独立行政法人化し、現在の国立病院機構大阪医療センターとなりました。
救急医療に注力し、一次・二次救急・三次救急、心臓・脳の急性期医療に24時間対応する体制を構築しています。また、エイズ治療近畿ブロック拠点病院・血友病診療近畿ブロック拠点病院の指定を受けていることも特徴で、HIV感染患者や血友病の患者に対し、治療に加えさまざまな医療上のサポートを行っています。
「正しく、品よく、心をこめて」というモットーを掲げ、地域医療に貢献し続けています。同センターの小児科は、上気道炎や呼吸器感染症、感染性胃腸炎、尿路感染症などの感染性疾患をはじめ、川崎病やアレルギー疾患、循環器疾患、内分泌疾患、消化器疾患、夜尿症、神経発達症といった疾患のの診療を行っています。
上記以外には、神経の外来や神経発達症初診、1か月健診、乳幼児健診、ワクチンの外来を専門外来として設置しているのも特徴です。受診された子どもやその保護者が安心できるよう配慮しています。
大阪医療センター小児科には、日本小児科学会(専門医)・日本内分泌学会(専門医)の資格を所有してい医師が在籍しています。思春期早発症や低身長の治療に対応しているのが特徴です。子どもの症状や病気について、患者とその保護者の話にじっくりと耳を傾け、わかりやすく丁寧に説明することを心がけています。
検査結果によって治療内容は異なります。脳腫瘍など思春期早発症の原因である疾患が見つかった際には、そちらの治療を優先させます。明らかな原因がない中枢性思春期早発症の場合には、LHRHアナログ(注射)を用いた治療を行うケースがあります。治療開始前には、患者の症状や年齢を考慮したうえで家族と話し合って治療方針を決めているのが特徴です。
低身長の原因に応じた治療を実施していきます。成長ホルモン分泌不全(成長ホルモンの分泌不足の状態)が原因のときには、成長ホルモン注射方法を説明し、患者が自宅で自己注射ができるよう指導しています。治療開始後は定期的に受診する必要があり、注射方法や身長の伸びの確認、血液検査・レントゲンでホルモンの数値・骨年齢の評価を行っているのが特徴です。
山本 景子先生
大阪市立大学卒業。日本小児科学会専門医・日本内分泌学会専門医の資格取を所有しています。患者としっかりと話をすることを心がけ、満足していただける医療の提供を目指している医師の1人です。